●海運・造船7社連合LCO2船でAiP取得

 日本郵船,商船三井,川崎汽船および日本シップヤード(NSY),三菱造船,三井物産,三菱商事の計7社は9月18日,共同開発する液化CO2輸送船(LCO2船)の2船型について,日本海事協会(NK)およびアメリカ船級協会(ABS)から基本設計承認(AiP)を取得したと発表した。エネルギー環境問題に関する国際会議「ガステック2024」(会場米ヒューストン)で9月17日に授与式が行なわれた。船型は50,000立方メートル級と23,000立方メートル級で,長距離大量輸送を見据え低圧仕様の貨物タンクを採用,タンク鋼材に従来のニッケル鋼の代替鋼使用を前提とし,製造時の溶接後熱処理をECA(Engineering Critical Assessment。品質上の問題発生がないことを確認する安全性評価手法)で省略する。

                           (商船三井/日本郵船)