鹿児島県いちき串木野市の甑島商船が運航するカーフェリー“結Lineこしき”（ユイラインこしき）の進水式が，７月11日，内海造船瀬戸田工場で行なわれた。鉄道・運輸機構との共有船で，来年２月上旬に引き渡され，３月から就航する予定。2002年就航の“フェリーニューこしき”（940総トン，船客定員400人，乗用車換算41台積載）の代替として串木野新港〜甑島航路に投入される。約1,050総トン，全長73.0メートル，航海速力約17.5ノット，船客定員358人，乗用車換算41台積載で，バルバス・バウ，双胴型船尾，バルブ付高揚力舵などを採用し，推進性能，省エネ性能を向上した。船名は昨年12月10日から今年1月10日にかけて公募し，1,103点の中から選考委員会で決定した。「2020年甑大橋の開通で甑島は一つに！ その甑島と本土を結ぶ重要な交通手段であるフェリー」との思いを込めている。

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