内海造船瀬戸田工場で７月15日に竣工し，８月１日から同名の先代（696総トン1990年竣工）に代わって広島～呉～松山航路に就航した。昨年10月に就航した旭洋丸の同型２番船で，翔洋丸の襲名は本船が２代目になる。871総トン，420重量トン，全長62.6メートル，幅13.0メートル，深さ9.1メートル（遊歩甲板），計画満載吃水2.8メートル，主機ダイハツ6DEM-23型ディーゼル２基，２軸，連続最大出力3,263馬力（2,400キロワット），航海速力14.8ノット，船客定員300名，車両搭載数乗用車35台または12メートル・トラック６台，15メートル・トラック２台。船内はフリーWi-Fi，バリアフリー対応としたほか，災害時の給水および送電設備も備えた。省エネ装置エコキャップを備え，推進性能を向上している。船体に「ISHIZAKI」のロゴを配し，白を基調とした瀬戸内海の青に映えるデザインとされた。

（内海造船）