●砕氷クルーズ船「ル・コマンダン・シャルコー」竣工
仏ポナンの探検クルーズ船ル・コマンダン・シャルコーLe Commandant Charcôtが,7月29日,ノルウェーのヴァルド造船所で引き渡された。本船はポナン13隻目のクルーズ船で,ポーラー・クラス2(PC2)を有する世界初の砕氷クルーズ船。LNG燃料主機とバッテリーによるハイブリッド推進システム,100パーセントの廃棄物ソート&処理システムなど最新の「グリーン技術」を備え,極地の環境や生物多様性を研究する施設も設けられている。31,283総トン,全長149.9メートル,幅28.3メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,2軸,出力56,832馬力(41,800kW),航海速力15ノット,船客定員245名(123キャビン),乗員215名。船名はフランスの極地探検家ジャン・バティスト・シャルコーにちなんでいる。なお9月6日,本船はフランス船およびLNG燃料船として初めて北極点に到達した。
(PONANT)