●紋別の流氷観光船「ガリンコ号ⅢImeru(イメル)」竣工
オホーツク・ガリンコタワーが運航するガリンコ号ⅢImeruが,佐伯の三浦造船所で10月31日に竣工し引き渡された。現有のガリンコ号Ⅱ(150総トン,船客定員195名,1997年就航)の代船で,来たる1月9日から紋別港をベースに沖合の流氷観光ルートに就航する。ただし,当面2021年3月まで2隻体制で流氷観光を行なう。Ⅱより大型化されて1デッキ増,定員もふえてバリアフリーにも対応。船首には特徴あるドリル状の「アルキメディアン・スクリュー」を備え,氷を砕いて進むのはこれまでと同様だ。推進器には360度旋回式の「Zペラ」を採用した。船名の「イメル」は,アイヌ語で光を意味する言葉。366総トン,全長45.55メートル,幅8.5メートル,深さ3.8メートル,吃水2.7メートル,主機ニイガタ6L28HX型ディーゼル2基,2軸(ZP-31),出力5,000馬力(3,676キロワット),航海速力15.5ノット,船客定員235名。なお紋別回航の途次,11月12日に横浜で内覧会が実施された。
(紋別市)