●練習船「銀河丸」の改修計上 2025年度概算要求

 国土交通省が8月27日に発表した2025年度予算の概算要求によれば,海事局では総額99億2,600万円(前年度比20パーセント増)を計上,主要事項は「海事産業の競争力強化・生産性向上」(8億4,900万円),「海事分野のカーボンニュートラル推進」(1億9,600万円),「海事人材の確保・育成」(76億9,100万円)など。新規要求には「造船のDXオートメーションによる省人化推進」(1億8,000万円)や「水素,アンモニアの円滑な海上輸送等に係る環境整備」(3,000万円)などがある。全体の8割に及ぶ海事人材関連のうち96パーセントを独立行政法人海技教育機構(JMETS)の経費(74億100万円)が占め,ここには練習船銀河丸の船齢30年まで使用する改修や,運営する教育機関の機能向上が含まれる。