●羽田空港で海保固定翼機とJAL機が衝突炎上
1月2日,午後6時頃,羽田空港C滑走路上で,着陸直後の日本航空JL516便(エアバスA350型)と離陸待ちの海上保安庁の中型固定翼機MA-722みずなぎ1号(ボンバルディア式DHC-8+315型。羽田航空基地所属)が衝突し,いずれも炎上した。日航機は乗員乗客367名全員が脱出に成功したが,海保機の乗員6名のうち,機長を除く5名が死亡した。
海保機は能登半島地震の被災地への救援物資を搭載し,被災地方面へ向かう直前であった。この事故に関し,現在事故の原因調査などが進められている。
また,同4日午後6時頃,同空港の駐機スポットで海保の大型ジェット飛行機LAJ-501うみわし2号(ガルフV型,同基地所属)が日航子会社の委託先企業が運行するハイリフト・トラックに接触され,翼端を損傷した。同機の復帰時期は未定。これらの事故を受け,海保は11日,羽田航空基地の運用を停止した。