●舶用エンジン不正4社以外なし

 国土交通省は9月30日,国内舶用エンジンメーカーのNOx放出量確認試験のデータ改竄について,改竄のあったIHI原動機,日立造船マリンエンジンおよびアイメックス以外の19社に不正行為の調査を求めた結果,川崎重工から燃料消費率などのデータ改竄報告はあったが,他の18社からは不正なしの報告を受けたと発表した。ただしこのうち8社は試験記録の転記ミスや,機器の校正など確認が必要なものがあったと報告した。同省ではNOx放出量確認の正確性をチェックするため,報告内容を確認のうえ適切に対処するとしている。