●釜山~対馬航路に双胴高速旅客船「パンスター・ツシマ・リンク」就航
韓国釜山と対馬の比田勝を結ぶ航路に,去る2月25日からパンスター・ツシマ・リンクPanstar Tsushima Linkが就航した。本船は韓国の大亜高速海運がコロナ禍前まで同航路で運航したオーシャン・フラワーOcean Flowerの後身。457総トン,全長45.67メートル,幅11.8メートル,深さ4.2メートル,主機MTU 16V4000M70型ディーゼル4基,出力12,620馬力(9,280kW),速力40ノット,船客定員425名。フィリピンのFBMAマリン(現オースタル・フィリピン)で2001年に建造された。運航は大阪~釜山航路などを運営する韓国のパンスター・ラインで,当面は土日のみ1日1往復と月曜に比田勝発片道便のみ運航し,乗客は最大100名に限る。対馬航路参入は同社にとっては初めて。本船の就航により対馬~釜山航路は3年振りの再開となった。なお,もう一社の未来高速もカタマラン高速旅客船ニナNina(553総トン,船客定員440人,2016年竣工)を使って同日から運航を再開した。運航便数はパンスター・ツシマ・リンクと同じで,旅客も最大100人に抑える。
(サンスターライン)