●2024年の新造船受注 中国シェアが7割超
英クラークソンズ・リサーチの集計を報じた1月28日付け日本海事新聞によれば,2024年の世界の新造船受注量はCGT(標準貨物船換算トン数。総トン数に係数を掛けて算出)ベースで前年比34パーセント増の6,580万CGTとなり,2008年以来16年振りの高水準だった。国別シェアは中国が71パーセントで4,650万CGT(前年比58パーセント増),韓国が17パーセントで1,100万CGT(9パーセント増)となり,中韓で88パーセントを獲得。日本は5パーセントで320万CGT(52パーセント減)だった。CGTは造船の仕事量を表す国際指標のため,バルカーやタンカーよりLNG船やコンテナ船などの高付加価値船の方が係数が高く設定され,CGTが大きくなる。
(大連中遠海運川崎船舶工程)