●ACLのハイブリッド双胴クルーズ船

　北米でリバー・クルーズや沿岸クルーズを手掛けるアメリカン・クルーズ・ライン（ACL）は１月18日，クルーズ客船12隻の建造計画「プロジェクト・ブルー」を明らかにした。建造するのは全長約73.5メートル，幅約17メートル，客室56室，船客109人，乗組員50人規模の小型ハイブリッド・カタマランで，水路などの航行用に吃水を浅く設計する。米チェサピーク造船所が全船建造し，すでに工事が始まっている２隻は2023年竣工を見込んでおり，アメリカン・イーグルAmerican Eagle，アメリカン・グローリーAmerican Gloryと命名されて，米東海岸でのクルーズに就く予定。ACLでは12隻の投入でキャパシティを現在の２倍以上とし，北米各地に配船して集客増を目指す。