米カーニバル・コーポレーションは６月３日，傘下のカーニバル・クルーズ・ライン（CCL）が同じく傘下のP&Oクルーズ・オーストラリア（POA）を吸収すると発表した。2025年３月をもってPOAブランドは廃止される。グローバルな経営戦略の一環で，需要が旺盛で収益性の高いCCLに統合することでスケールメリットを生かしグループ全体の成長を高める。統合によりCCLは傘下８ブランド総定員の約35パーセントとなる。POAの現有３隻のうちパシフィック・アドヴェンチャーPacific Adventure（108,865総トン，船客2,600人，2001年竣工。元ゴールデン・プリンセスGolden Princess）とパシフィック・エンカウンターPacific Encounter（108,977総トン，船客2,600人，2002年竣工。元スター・プリンセスStar Princess）は発表済みの３月のクルーズを一部キャンセルして改装しCCLで運航，もう一隻のパシフィック・エクスプローラーPacific Explorer（77,441総トン，船客1,998人，1997年竣工。元ドーン・プリンセスDawn Princess）は売船の予定。

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