●HALの新「ロッテルダム」引渡し

 ホランド・アメリカ・ライン(HAL)の新ロッテルダムRotterdamが,去る7月30日,フィンカンティエーリ造船所マルゲラ工場で引き渡された。本船はコーニングスダムKoningsdam,ニュー・スタテンダムNieuw Statendamに続くピナクル・クラスの3番船。当初ラインダムRyndamとして建造されていたが,新型コロナ禍による船隊整理で6代目ロッテルダムとアムステルダムAmsterdam姉妹が売船されたため,本船が7代目を襲名した。99,935総トン,全長299.8メートル,幅35.0メートル,主機ディーゼル・エレクトリック,出力68,524馬力(50,400kW),航海速力21.0ノット,船客定員2,668名。なお環境負荷低減およびエネルギー効率最適化技術なども導入している。HALでは7月にアラスカ・クルーズを再開し,徐々に各船の運航再開を進めているところで,本船は10月20日に無乗客でアムステルダムからフォート・ローダーデイルに向かい,11月3日からカリブ海クルーズをスタートする予定。

(HOLLAND AMERICA LINE)