●Kライン・グループのダイトーがEVタグ建造へ

 コンテナ・ターミナル運営やタグボートサービスなどを行なうKライン・グループの港湾物流企業ダイトーコーポレーションは,11月8日,大容量リチウム・イオン電池を動力源とする電動タグボートの建造を決定し,川崎重工およびダイゾーと連携協定を調印したと発表した。搭載する3.2MWhの大容量バッテリーをグリーン電力により充電,新開発船型やIoTを用いた船内電力の自動制御により省エネかつ高効率化を図り,従来型タグボートに比べ燃料消費を低減し約60パーセントのCO2排出削減を実現する。199総トン級で,全長33.4メートル,幅9.6メートル,吃水4.0メートル,川崎重工製電気推進システムを備え,最高速力14ノット,最大曳航力48トン(前進時)。建造所はダイゾーで,2027年5月の竣工後は,横浜,川崎両港で入出港作業に従事する。

                        (ダイトーコーポレーション)