10月24日にフランスで引き渡されたMSCクルーズの新船MSCワールド・エウローパMSC World Europaが，11月13日，カタールのドーハで命名式を行なってデビューした。本船は20万総トン超のMSC最大船となったほか，同社初のLNG燃料の採用，LNG燃料を用いた燃料電池の搭載など，MSCフリートで最も革新的かつ環境性能の高い客船となっている。同地でサッカーW杯のホテルシップ運用を経て，12月20日からドバイへの４泊クルーズで営業航海をスタート，その後３月までドバイ発着７泊クルーズを実施する。215,863総トン，全長333.3メートル，幅46.9メートル，吃水9.15メートル，主機LNG二元燃料ディーゼル・エレクトリック（Wärtsilä 14V 46DF型ディーゼル５基，ポッド式電動推進器２基），出力108,970馬力（80,150kW)，航海速力20.0ノット，船客定員5,252名（最大6,762名），キャビン数2,626室。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（MSC CRUISES）