●NYKなど共同開発の環境対応VLCCのイメージ

 出光タンカー,飯野海運,日本郵船,日本シップヤードの4社は10月15日,1月に結成した環境対応VLCCの共同開発コンソーシアムで,メタノールを使用する国内初のVLCCデザイン・コンセプトを決定したと発表した。約309,400重量トン,全長339.5メートル,幅60.0メートル,深さ28.6メートル,満載吃水21.0メートルで,メタノール二元燃料主機と軸発電機を採用し,風力推進補助装置ローターセイルの搭載も可能。これらによりEEDI(Energy Efficiency Design Index:エネルギー効率設計指標)の基準値比40パーセント以上のCO2削減を図り,2025年以降適用のフェーズ3(基準値比30パーセント以上削減)を大幅にクリアする。開発メンバーの飯野海運は,これを受けて同23日VLCCの建造を発表した。

                            (日本郵船)