●SDARIが世界最大27,500TEU型コンテナ船を開発
中国船舶集団(CSSC)グループの上海船舶研究設計院(SDARI:Shanghai Merchant Ship Design and Research Institute)は9月5日,世界最大の27,500TEU型LNG燃料コンテナ船を開発したことを発表。同3~6日に開催された国際海事展「SMM2024」(独ハンブルク)で,アンモニア燃料20,000TEU型,LNG燃料16,000TEU型など5船型とともにDNV(ノルウェー)やLR(イギリス),中国船級などからそれぞれ基本設計承認(AiP)の取得を明らかにした。27,500TEU型は「グリーン・シーライオン27500」と称し,従来の最大船型24,000TEU型を大幅に上回る。船体サイズは発表されていないが,独自開発の「S-バウ」と称する抵抗低減型垂直船首や推進効率を高めるバルブ付きツイスト・ラダー,船首風防などの省エネ装置を備えて燃料効率を向上,陸上給電システムとの統合で停泊時のゼロエミッションを達成できるとしている。
(CSSC)