●TTラインの新グリーン・フェリー1番船進水
独TTラインが中国で建造している環境にやさしい次世代フェリーの1番船が,去る11月10日,招商局集団(China Merchants Group)傘下の江蘇金陵船廠(Jiangsu Jinling Shipyard)で進水,建造ドックで浮上した。竣工は2022年を予定し,2隻目のオプション契約も結ばれている。約45,000総トン,全長229.4メートル,幅31メートル,船客800人,トラック・レーン長4,600メートル規模で,LNGを燃料とする。デンマークのOSKシップテクが設計を手掛け,出力合計29,400キロワットの二元燃料機関,プロペラ,燃料タンクなどの推進システムは独MAN製が採用されている。船名は未発表だがぺーター・パンPeter Panが有力とされ,ドイツとスウェーデンのトレレボリを結ぶ航路に配船される。
(TT LINE)