コロンビアの新フリゲイトにサーブのCMS

 コロンビア海軍は,PES(Plataforma Estratégica de Superficie)という計画名で,新しいフリゲイトを導入することを進めている。艦は同国のCOTECMARがオランダのダーメン造船所と共同で,ダーメンのSIGMA 10514型を建造する。そして,同艦で使用する指揮管制装置(CMS:Combat Management System)として,サーブ製9LVの導入が決まった。
 排水量2,808トン。全長107.5メートル,幅14.02メートル,吃水3.93メートル,乗組員100~117名。機関は出力10MWのディーゼルが2基,出力1.3MWの推進用電動機が2基,出力940kWのディーゼル発電機が4基と出力200kWのディーゼル発電機が1基。対空捜索レーダーはサーブのシー・ジラフ4A FF(Fixed Face),射撃指揮用にサーブ製のEOS-500電子光学方位盤とCeros 200レーダー/光学方位盤を備える。ソナーはジェネラル・ダイナミクス製のHMS510,電子戦システムはスペインのインドラ製,デコイ発射機はデンマークのテルマ製C-Guard DL-12Tを使用する。(Saab 2025/2/26)