シンガポールに新しい警備用USV
シンガポール海軍は2023年から,MARSEC(Maritime Security)という警備艇を配備している。当初は乗員2名で有人運用していたが,2025年1月から無人運用を開始した。シンガポールでは以前から,ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズが開発したプロテクターUSVを港湾警備に使用しているが,MARSECはそれよりも大型。排水量30トン,全長16.9メートル,速力25ノット,航続時間36時間。ラファエル製のToplite電子光学/赤外線センサーと,12.7ミリの遠隔操作式機銃HITROLEを搭載。衝突検知・衝突回避航法アルゴリズムは,フランス,オランダ,アメリカの助言を得て国内開発した。(Naval News 2025/2/7)