ダーメン造船所が新たな補給艦を売り出す

 オランダのダーメン造船所が,燃料,弾薬,その他の洋上補給を担当する汎用補給艦のシリーズ,LSS(Logistics Support Ship)を発表した。特定のカスタマー向けにオリジナルの設計を起こすのではなく,造船所が定める基本仕様に則った艦とするもの。全長127メートルのLSS9000と,全長140メートルのLSS11000の2本立てで,求められる補給能力に応じて選択できる。洋上補給用機材は,NATO標準の機材を備えるとしている。
 モジュラー設計を取り入れており,構成変更を行なうことで,洋上補給だけでなく特殊作戦・災害派遣・人道支援といった任務にも対応できると説明されている。
 このほか,推進システムは燃費低減に配慮したものにするとしている。(Naval News 2025/2/27)