チリ海軍の輸送揚陸艦計画が進展中

 チリ海軍は“Escotillón IV”計画の下,全長110メートル級の輸送揚陸艦4隻を建造する計画を進めている。これは,ヴァード・マリン(Vard Marine)のヴァード・シリーズ7をベースとして,チリ海軍の要求を受けた仕様変更を実施した,「ヴァード7 411型」と呼ばれるモデル。4隻のうち2隻は発注済みで,国営造船所ASMARで2022年5月に1番艦の建造工程を開始,2023年5月に起工式を実施した。現在1番艦で使用する船殼ブロック30個ほどのうち,7個を船台に搬入済みとのこと。(Jane’s 2024/6/21)