ブラジルのMANSUP SSMの試射が進む

 ブラジル海軍は9月13日に,グリーンハウ級フリゲイトのハディマッケ
(F-49)を用いて,MANSUP対艦ミサイルの試射を実施した。このミサイルは,
UAEのEDGEグループが50パーセントを出資しているブラジルのSIATTと,ブラジ
ル海軍などが共同で開発を進めているSSM。エグゾセMM40と似た外見を持つと
され,全長5.6メートル,速力1,000キロ。
 2018年11月27日に実施した1回目のプロトタイプ試射ではコルベットのバロ
ッソ(V-34)を2019年3月20日に実施した2回目のプロトタイプ試射ではニテ
ロイ級フリゲイトのインデペンデンシア(F-44)を使用した。プロトタイプで
3回の試射を実施した後,2022年からはパイロット・バッチ10発を取得して試
射を進めており,今回の試射はそのうち4回目にあたる。2025年末までに開発
を完了して,建造中のタマンダーレ級フリゲイトに搭載する考え。発射機は
MBDA製のITL 70A B3を使う。(Jane’s 2024/9/23)