ヘリ巡「えちご」のフィリピン派遣を延期

今月25日発売の「世界の艦船」3月号「海上保安庁ニュース」に、新潟海上保安部のヘリ巡「えちご」が、東南アジア周辺海域の海賊対策およびフィリピン・コースト・ガードとの連携訓練のため、1月6日、ほぼ1カ月の無寄港航海に向けて新潟を出港した旨を記したところ、1月19日付けで派遣を延期するとの広報文がリリースされた。

延期の理由は乗船者の中に新型コロナ・ウイルスの感染者が2名確認されたためで、同船は急遽沖縄の那覇に寄港、両名は陸上の施設に搬送された。ちなみに1名は発熱と嗅覚障害が起きているが、もう1名は無症状とのことで、他の乗船者は全員陰性だった。また「えちご」の今後の動向については、現在検討中である。

なお「えちご」に代わり、那覇航空基地のファルコン2000型が1月25日派遣されることになり、フィリピン周辺海域の哨戒を行なうほか、同国コースト・ガードと連携訓練を実施する。