マレーシアのLMSバッチ2はトルコで建造

 マレーシア海軍は昨年に,LMS(Littoral Mission Ship)のバッチ2として3
隻の建造を決めている。これについて,マレーシアはトルコ軍の装備部門
(SSB)との間で6月10日に,引合受諾書(LoA:Letter of Offer and
Acceptance)に調印した。これに基づき,バッチ2の3隻をトルコのSTMで建
造するが,その際にはアセルサン,ハベルサン,ロケットサンといったトルコ
企業も参画する。
 排水量2,500トン,全長99.56メートル,幅14.42メートル,吃水3.9メート
ル,主機CODAG(ディーゼル×2,LM2500ガスタービン×1)で速力26ノット,
航続距離4,000浬/14ノット,乗組員111名。この諸元はトルコ海軍向けのアダ
Ada級コルベットと酷似していることから,同級がベースになる可能性が考え
られる。
 兵装は,76ミリ単装砲1基,12.7ミリ機銃装備のSTAMP遠隔操作銃塔2基,
アトマカSSM8発,RIM-116 RAM,30ミリ機銃装備のSMASH遠隔操作銃塔1基,
ギョクデニズ(G?kdeniz)近接防御システムなど。(Naval News 2024/6/10)