広島・似島沖で旅客船が炎上沈没
去る8月15日,広島市南区の似島の西約2.3キロの瀬戸内海海上で、旅客船黒潮VII(19総トン,長さ14.2メートル)から「火災を起こした」と海上保安庁に118番通報があった。
岩国海上保安署の“ことびき”(PC-52,よど型),広島海上保安部の“しまぎり”(PC-41,ことなみ型),“あきかぜ”(CL-185,ひめぎく型)の巡視艇3隻と広島市消防局の消防艇が出動し,海に飛び込んだ乗客も含めて,乗員2名,乗客14名(子供3名)の全員を無事に救助した。
巡視艇や消防艇などが消火にあたったが,黒潮VIIは黒煙を上げて炎上を続け,約1時間後に沈没した。