測量機「あおばずく」が本格始動
仙台航空基地の測量機「あおばずく」(ビーチ350型MA871号機)が、搭載するレーザー測深機の精度検証と慣熟訓練を終え、6月21日から航空測量業務を開始した。初の測量海域は新潟沿岸で、天候に問題がなければ25日まで連日実施される。
レーザーを用いた浅海域の航空測量は、これまでは羽田航空基地のボンバル300型2機が担当していたが、哨戒や救難、人員輸送などの合間に行なっていたため、その頻度は年に数回程度だった。一方「あおばずく」は海保史上初の測量専用機なので、2回目の測量フライトは早くも7月上旬に実施される予定である。
なおボンバルで使用されていたレーザー測深機CZMILも引き続き青海で保管され、必要に応じて使用される。