独仏の新型哨戒機に関する動向
○ドイツ海軍は,P-3Cの後継機としてボーイングP-8Aポセイドンの採用を決めている。当初は5機を調達するとしていたが,2023年11月に3機の上積みが決まり,総数は8機に増加する。そのうち最初の機体が2月初頭に完成,写真がリリースされた。登録記号は「63+01」だが,このうち「63」がP-8Aを意味する。ちなみにP-3Cは「60」が割り当てられている。P-8Aの配備先は,ノルドホルツの海軍航空隊になる。(Jane’s 2025/2/5)
○一方フランス海軍は,アトランティーク2(ATL2)の後継を導入する計画(Patmar:Patrouille Maritime)を有する。それに対してエアバスがタレスと組んで,A321旅客機をベースとする機体を提案している。そこで2022年末からアーキテクチャと実現可能性に関するスタディを実施,続いて2025年の初頭から,リスク低減のスタディを開始した。(Jane’s 2025/2/3,Airbus 2025/2/4)