米フリーダム級LCSにMk70 PDSを搭載
カルロス・デル・トロ米海軍長官が12月11日に,沿海域戦闘艦(LCS)を対象とする火力増強計画に言及した。
LCSについてはすでに,OTHWS(Over-the-Horizon Weapons System)計画の下,RGM-184A NSM(Nytt Sjønomålsmissil/Naval Strike Missile)を搭載する計画が進んでいる。インディペンデンスIndependence級の中には,NSMを載せた状態で横須賀に寄港した艦もいる。
今回,新たに出てきたのは,Mk70 PDS(Payload Delivery System)を搭載してSM-6やトマホークの運用を可能にする話。11月に就役したフリーダムFreedom級14番艦のナンタケットNantucket LCS-27は,後部の飛行甲板にMk70を1基載せた状態で,就役式典が行なわれたボストンに到着していた。
ロッキード・マーチンによると,LCSにMk70を3基載せるとのことだが,前甲板や上構周囲にはそれだけのスペースがなさそうなので,飛行甲板に載せると思われる。
LCSは25隻を現役に残して,そのうち15隻のインディペンデンス級は対機雷戦ミッション・パッケージを搭載してアヴェンジャーAvenger級掃海艦の後継に充てる。一方,10隻のフリーダムは対水上戦用とし,NSMやMk70を活用するようだ。(USNI News 2024/12/11)