米新造DDGジャックH.ルーカスがBMD試験に参加

 米ミサイル防衛庁(MDA:Missile Defense Agency)が2月8日,ハワイ州
カウアイ島の太平洋ミサイル試験場で実施したイージスBMDの試験,FTX-23
(Flight Test Other-23)”Stellar Sisyphus”について明らかにした。
 まず,マルチ・センサー試験の部分では,エアロジェット・ロケットダイン
製の中射程弾道ミサイル(MRBM)標的をC-17輸送機から空中投下,これを艦側
のセンサーで捕捉追尾した。その際,対抗手段にもかかわらず追尾・識別を実
現した,と説明されている。このほか,SM-3ブロックⅡAによる交戦試験も行
なわれた。
 この試験には,駆逐艦マッキャンベルMcCampbell DDG-85に加えて,アーレ
イ・バークArleigh Burke級フライトⅢの一番手ジャックH.ルーカスJack H
Lucas DDG-125が参加した点が注目される。このほか,イージス・アショアの
試験施設や,AN/SPY-6(V)1の開発モデルを設置している試験施設も加わって
いた。