米海軍の新造艦に関する話題

 ジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビルディン
グ(NASSCO)で建造したジョン・ルイスJohn Lewis級給油艦の3番艦アール・
ウォーレンEarl Warren T-AO-207が,5月7日に米海軍に引き渡された。
 同じジェネラル・ダイナミクスのバス鉄工所(GDBIW)で建造したアーレイ
・バークArleigh Burke級フライトⅡA駆逐艦ジョン・バジロンJohn Basilone
DDG-122は3月から試験航海を始めていたが,5月23日に領収試験が完了し
た。
 5月19日にオースタルUSAで,インディペンデンスIndependence級沿海域戦
闘艦の殿艦,ピーアPierre LCS-38の命名式が行なわれた。艦名はサウス・ダ
コタ州の州都の名前にちなむもので,この名前を持つ艦は2隻目。
 そのオースタルUSAは,新型音響測定艦T-AGOS-25について,5億1,648万ド
ルのオプション契約を受注した。ネームシップを対象とする先行調達と,詳細
設計・建造の継続分。SWATH(Small Waterplane Area Twin Hull)型で
AN/UQQ-2曳航ソナーを装備して,排水量9,099トン,全長109.5メートル,幅
31.8メートル,吃水9.18メートル。主機はディーゼル発電機3基とGE製ガスタ
ービン発電機1基を搭載する電気推進で,推進用電動機は8.9MWのものと5.3MW
のものを2基ずつ。最大速力22ノット,航続距離3,000浬/10ノット。