米海軍のLSMに関する動向

 米海軍は,海兵隊向けの新しい小型両用戦艦艇LSM(Landing Ship Medium)
の建造に関する提案要求(RfP)を発出するはずだったが,これを中止した。
 LSMは,以前はLAW(Light Amphibious Warship)と呼ばれていたもの。完璧
なコスト見積りを実現したつもりでいたが,実際には見込みよりも高価なもの
になってしまったため,仕切り直しを余儀なくされた。その背景にあるのが,
海軍と海兵隊の間での,要件の変動と意見の不一致。海兵隊は民間船の規格を
使って安価・迅速に建造するよう求めているが,海軍は生残性を重視するよう
要求,それがコスト上昇につながったという。こうしたデッドロックを解決す
るべく,商船設計の活用を模索しているとの話も報じられている。
 なお,LSMのうち1番艦の艦名がマックラングMcClung LSM-1に決まった。こ
の艦名は,イラクで戦死した女性海兵隊員のミーガン・マックラング少佐に由
来しており,同少佐は米海軍兵学校の女性卒業生では初の戦死者だという。
(USNI News 2024/12/17)