米豪でそれぞれUUVのプロトタイプが完成
ノースロップ・グラマンは4月8日,米国防高等研究計画局(DARPA:
Defense Advanced Research Projects Agency)から受注しているUUVマンタ・
レイManta Rayのフルサイズ・プロトタイプについて,組立て工程を完了した
と発表した。その後にカリフォルニア州南部で水中試験を開始,順調に進展し
ているという。マンタ・レイは長期間・長距離の行動可能なUUVで,エネルギ
ー管理,ペイロードの容量増大,低出力推進などの要素技術を進展させるのが
開発の目的。モジュラー構造になっており,分解して標準型貨物用コンテナ5
個に収納,世界各地に容易に展開できるとしている。
一方,オーストラリアではXL-AUV(eXtra-Large Autonomous Undersea
Vehicle)という大型UUV開発計画を進めており,4月18日に,そのプロトタイ
プ初号機が完成したとの発表があった。XL-AUVは,さらに2隻を建造する予
定。名称はゴースト・シャーク。想定用途は,長時間の常続的情報収集・監視
と遠隔打撃能力。