米駆逐艦ピンクニイの近代化改修が進む

 アーレイ・バークArleigh Burke級駆逐艦の40番艦ピンクニイPinckney
DDG-91は,ジェネラル・ダイナミクス傘下のナショナル・スチール&シップビ
ルディング(NASSCO)で,昨年からDDG Mod2.0改修に入っている。
 同艦の改修作業は順調に進んでいる模様で,艦橋の両舷にはAN/SLQ-32(V)
7 SEWIP(Surface Electronic Warfare Improvement Program)ブロック3電子
戦装置の空中線が取り付けられた。SEWIPブロック3の主な眼目は,電子攻撃
(EA:Electronic Attack)能力の強化にある。
 また,DDG Mod2.0改修ではAN/SPY-1D(V)レーダーをAN/SPY-6(V)4に換装
することになっており,合わせせてイージス戦闘システムもベースライン10に
更新する。最終的に20隻あまりがDDG Mod2.0改修の対象となる見込みで,総経
費は170億ドル程度と見積もられている。