米LCSの対機雷戦パッケージに新たな動き
先月号の本欄で,米海軍のインディペンデンスIndependence級沿海域戦闘艦(LCS:Littoral Combat Ship)サンタ・バーバラSanta Barbara LCS-32が,対機雷戦ミッション・パッケージをフル装備した件を取り上げた。このパッケージに関する新たな動きとして,LCS計画を所掌しているPEO USC(Program Executive Office unmanned and small combatants)が,新たに3件の契約を発注した。
まずボリンジャー造船所に,対機雷戦用USVに関するAMO(Advanced Material Order)を770万ドルで発注,契約期間は2025年9月まで。運用試験の結果をフィードバックし,対機雷戦用USVの改良を図る案件。
レイセオンに,機雷掃討用のMH PDS(Minehunt Payload Delivery System)5セットを1,830万ドルで発注,2026年度中に納入の予定。
テクストロン・システムズには,掃海用のMS PDS(Minesweep Payload Delivery System)を1,210万ドルで発注。2027年度納入を予定。(NAVSEA 2025/2/3)