韓国のKDX-2型駆逐艦に能力向上改修

 米国防安全保障協力局(DSCA:Defense Security Cooperation Agency)が12月16日に,韓国向けのFMS案件について国務省の承認が降りたと発表した。KDX-2型ことチュンムゴン・イスンシンChungmugong Yi Sun-sin級駆逐艦を対象とする能力向上パッケージを輸出するもので,総額は3億ドル。内訳は,Mk99射撃指揮システムと,武器管制に使用するWDS(Weapon Direct System)向けソフトウェアの改修など。担当メーカーはBAEシステムズだが,後日に別のメーカーも加わる予定としている。
 同級はもともとSM-2対空ミサイルの運用能力があり,シグナール(現タレス・ネーデルランド)製のSTIR-240射撃指揮レーダーを使用している。それをMk99に換装するものと思われる。(DSCA 2024/12/16)