●商船三井が北海道航路用LNG燃料フェリーを2隻発注
商船三井とグループの商船三井フェリーは2月17日,LNG燃料フェリー2隻の建造を決定し,内海造船と建造契約を締結した旨,イメージ図とともに発表した。竣工は2025年の予定で,商船三井フェリーが運航する大洗~苫小牧航路の現有“さんふらわあ だいせつ”“さんふらわあ しれとこ”(ともに11,410総トン,2001年竣工)を代替する。15,600総トン,全長199.4メートル,船客157名(被代替船154名),トラック155台(同135台),乗用車50台(同62台)積載。LNG燃料によりCO2,SOx,NOx排出の大幅削減を見込むほか,丸みを帯びた船首形状の「ISHIN船型」を採用。これは船首や船側方向からの風圧を低減し,かつ斜め向かい風を推進力に利用できる新船型で,商船三井テクノトレードなど3社が開発した。さらに高効率主機の搭載,内海造船開発の省エネ装置などを備え,CO2排出削減など環境負荷の大幅な低減が可能となる。
(商船三井)