■エアクッション艇国産化の調査研究を公募
3月10日,海上自衛隊は現用LCACの更新案の一つとして,新たにエアクッション艇を国内で製造および整備維持するための調査研究である,令和4年度「エアクッション艇の製造に関する調査研究」を公募した。
海自の現有LCAC6隻はいずれも艦齢20年前後に達しており,すべて艦齢延伸化工事を受けているものの,なるべく早期の代替が求められる。
これまで候補としては,現在米海軍が配備を進めている新型エアクッション艇SSC(Ship-to-Shore Connector)の導入が伝えられてきたが,初期運用能力(IOC)獲得の遅れもあってか,海自は新たな選択肢として国産化も模索しているようだ。