●「新鑒真」代船の建造調印 24年就航へ
日中国際フェリー(大阪)と中日国際輪渡(上海)は8月26日,新造カーフェリーの建造契約を中国の招商局金陵船舶(威海)と結んだ。今年,日中国交正常化50周年を迎えたことから,大阪と上海をオンラインで結び,調印式を同時開催して祝った。新造船は鑒真號と名付けられ,2024年5月から現有の新鑒真(14,543総トン,船客定員345人,コンテナ250TEU,1994年竣工)に代わり阪神~上海航路に投入される。全長167.2メートル,幅25メートル,航海速力21ノット,船客192人,コンテナ334TEU積載の2万総トン級となり,現有船より大型化して貨物積載量を増強する。旅客定員は減らして快適性を高め,ミニシアター,ジムなども設けてクルーズ気分を味わえるようにする。
(招商局集団)