英空母プリンス・オブ・ウェールズが故障

 英海軍は,空母プリンス・オブ・ウェールズPrince of Walesを米東海岸方
面に派遣するディプロイメント“Westlant 22”を計画,同艦は8月27日にポー
ツマス基地を出航した。ところがその直後に,右舷機の推進軸まわりにトラブ
ルが発生しため調査したところ,推進軸の結合部のほか,舵にも損傷が見つか
った。そのため,修理を実施することになり,ディプロイメントは不可能との
判断になった。そこで代わりに,1番艦のクイーン・エリザベスQueen
Elizabethを出す話が決まり,先月号で既報のように,同艦は9月7日にポーツ
マスを出航してアメリカに向かった。プリンス・オブ・ウェールズは今回のデ
ィプロイメントに際して,F-35Bの艦上運用に必要な資格認定を実施する予定
だったが,これもキャンセルになった。