●令和5年度海保関係予算の政府案が閣議決定
12月23日,政府は令和5年度海上保安庁関係予算案を閣議決定した。
海上保安庁関係予算の総額は2,431億円で,対前年度比1.09倍である。新安保戦略を踏まえた海上保安能力の強化に1,113億円,国民の安全・安心を守る業務基盤の充実に81億円が充当されている。
巡視船,航空機の整備などの概要は以下のとおり。
◆新たな脅威に備えた高次的な尖閣領海警備能力
▷新規 ・ヘリコプター搭載型巡視船1隻:0.03億円 (PLH型で増強分。4年度補正着手)
・大型巡視船2隻:0.03億円 (PL型で増強分。4年度補正着手)
▷継続 ・ヘリコプター搭載型巡視船2隻:87.8億円
・大型巡視船6隻:81.4億円
・巡視船搭載ヘリコプター4機:25.3億円
◆新技術等を活用した隙のない広域海洋監視能力
▷新規 ・中型ヘリコプター3機:0億円(増強分。4年度補正着手)
▷継続 ・無操縦者航空機(UAV)の運用3機:84.4億円
・大型ジェット機1機:36.1億円
・中型ヘリコプター2機:2.9億円
◆戦略的な国内外の関係機関との連携・支援能力
▷新規 ・国際業務対応・練習船1隻:0.01億円(増強分。4年度補正着手)
◆強固な業務基盤能力
▷新規 ・小型巡視艇2隻:6.9億円(CL型で代替分。1隻は4年度補正着手)
・小型測量船1隻:0.01億円(HS型で代替分。4年度補正着手)
▷継続 ・ヘリコプター搭載巡視船2隻:0.1億円
・大型練習船1隻:31.8億円
・小型巡視船1隻:13.3億円
・大型巡視艇1隻:11.1億円
・巡視船搭載ヘリコプター2機:11.1億円
・中型ヘリコプター1機:2.9億円