●世界最大の電動高速双胴フェリー建造へ

 オーストラリアのインキャット社は1月16日,南米ウルグアイのブケブス社から受注した130メートル型カタマランを電動化し,ゼロエミッション・フェリーとすると発表した。受注時はLNG燃料を使用する計画で,昨年8月にはヴァルチーラ社とLNG燃料エンジン(31DF型)や推進器およびLNG関連設備の契約締結も発表されたが,船主と協議しバッテリー電気推進システムに置き換える。約13,000総トン,全長130メートル,幅32.4メートル,速力37ノットで,船客定員2,100名,車両積載数226台。2025年に引き渡されると,世界最大かつ軽量のゼロエミッション・バッテリー電気推進フェリーとなり,ブエノス・アイレスとウルグアイのコロニアおよびモンテビデオ間で運航する予定。

                           (INCAT)