●常石造船が世界初のメタノール燃料撒積船を受注
常石造船は1月19日,三井物産からメタノール燃料のカムサマックス型撒積船を2隻受注したと発表した。カムサマックス型(約82,000重量トン,全長229メートル)は同造船で350隻以上の建造実績を誇るヒット船型で,今回受注したのは重油とメタノールの二元燃料主機を搭載した新タイプ。独立した大容量メタノール燃料タンクを船尾甲板上に配置して十分な航続距離を確保し,船型改良などによる燃費性能向上や独自の風圧抵抗低減技術「AEROLINE」(風圧抵抗約20パーセント低減)を導入した(カムサマックス型では初採用)。1番船は2025年後半に竣工予定で,穀物メジャー,カーギルの用船により運航する。
(常石造船)