商船三井は２月13日，フェリー・内航RORO船事業の100パーセント出資子会社商船三井フェリーとフェリーさんふらわあの２社を合併すると発表した。商船三井フェリーを存続会社とし，2023年10月1日から営業を開始する。新社名は未定としている。商船三井では，経営資源を結集して脱炭素社会やトラックドライバー不足などの物流・社会課題の解決に向けて取り組むこと，定期航路でのクルーズライクな船旅を気軽に楽しんでもらう“カジュアルクルーズコンセプト”と呼ぶフェリー事業の基本コンセプトの浸透を加速すること，発着地の自治体，地域社会との結びつきを従来以上に強化して地域に貢献することなどを合併の背景，目的としている。商船三井フェリーはカーフェリー４隻と内航RORO船５隻を，フェリーさんふらわあはカーフェリー６隻を運航しており，国内最大規模のフェリー・内航RORO船会社となる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（商船三井フェリー）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　（フェリーさんふらわあ）