●新来島どっく LNG燃料ケミカル・タンカーでGDA
新来島どっくは4月28日,LNG燃料ケミカル・タンカーとその燃料供給システム(FGSS:Fuel Gas Supply System)の一般設計承認(GDA:General Design Approval)を,日本海事協会(NK)から取得したと発表した。同社主力の26,000重量トン級で,基本設計承認(AiP)取得済みのLNG燃料49,000重量トン型の設計を反映,主要目は約18,900総トン,約26,500重量トン,長さ149.5メートル,幅28.4メートル,深さ14.6メートル,夏期満載吃水約10.25メートル,航海速力約14.7ノット。独立型Type C LNG燃料タンクを甲板上に2基設置し,甲板上の配管やLNG燃料タンクおよびガスバンカー・ステーションから機関室までのガス配管は,FGSSメーカー新来島サノヤス造船との共同開発でケミカル・タンカー機能を損なわないように最適化した。AiPより先の詳細設計段階のGDA取得により,受注後の迅速な設計作業が見込め,船体だけでなく燃料供給システム全体もグループで設計することが可能となった。
(新来島どっく)