●飯野海運の石炭船「よどひめ」ローターセイルを装備へ
Jパワー(電源開発)と飯野海運は7月6日,石炭専用船“よどひめ”(47,085総トン,2016年竣工)へのローターセイル搭載で合意したと発表した。搭載するノルスパワー社(フィンランド)製ローターセイルは,高さ24メートル,直径4メートルで,フレットナー・ローターの原理と最新技術を融合,航海最適化システムとの併用により約6~10パーセントの燃料消費およびCO2排出削減効果を見込む。搭載は2024年7~9月頃の予定。両社によれば,石炭専用船へのローターセイル搭載は世界初。なお飯野海運ではローターセイル搭載は大型ガス船(VLGC)に続き2例目,Jパワーでは石炭船への風力推進補助装置の搭載2例目となり,ともにカーボンニュートラルへ向けた取組みの一環。
(Jパワー/飯野海運)