●海運大手3社 無人運航船第2ステージへ
わが国海運大手の日本郵船,商船三井,川崎汽船の3社は7月21日,日本財団の無人運航船プロジェクト「MEGURI 2040」のステージ2への参加を,前日行なわれた同財団の「無人運航船セミナー」で発表したと揃って報じた。第2ステージは「無人運航船の社会実装に向けた技術開発助成プログラム」と称し,2025年の本格的な無人運航船技術の実用化を目指して4つの目標(実証実験,開発した技術の規格化,開発プロセス基盤の強化,社会実装)に取り組む。このうち実証実験は3社が参画する4つのワーキンググループが,新造および既存コンテナ船, 離島航路旅客船,RORO船の4隻で,2025年7月から最長9カ月間実施する予定で,完全自動運転が一部可能なレベル(自動車のレベル4)を目指す。
(日本財団)