●ワレニウス・ウィルヘルムセンが建造する次世代自動車運搬船(PCTC)
自動車船・RORO船大手ワレニウス・ウィルヘルムセン(WW)は8月15日,標準車換算9,350台積載の次世代大型PCTC 4隻の建造覚書(LOI)を,中国招商局金陵船舶(江蘇)造船所と締結したと発表した。契約には最大8隻の追加オプションが付いており,実現すれば12隻の船隊になる。「シェーパー・クラス」(Shaper Class)と称する計画で,メタノール燃料使用の二元燃料主機を搭載し,カーボンニュートラルに向け将来のグリーン・アンモニア燃料への改造を想定している。1番船は2026年半ばの引渡し予定。WWでは2027年までにGHG排出ネットゼロの輸送サービス構築を目指しており,このシリーズはその一環として位置付けられる。
(WALLENIUS WILHELMSEN)