●23年度予算比45パーセント増 海事局概算要求
8月31日締切りの2024年度概算要求のうち,海事局は前年度比45パーセント増の122億600万円を計上した。主要施策では,海事産業の連携による強い内航海運の実現や自動運航船の実用化に向けた環境整備,船舶関連機器のサプライチェーン(SC)強靱化事業などを含む「海事産業強化法を踏まえた国際競争力強化・生産性向上」に,前年度比7倍の30億4,200万円を要求。このうちエンジンやクランクシャフト,プロペラなどSC強靭化事業に24億6,600万円,強い内航海運の実現に2億6,000万円を計上した。このほか海事分野のカーボンニュートラル推進に1億3,000万円(43パーセント増),練習帆船海王丸の修繕費(4億円)を含む海事人材の確保・育成に79億2,300万円(17パーセント増)などとなっている。