●第3回世界海上保安機関長官級会合を開催
10月31日~11月1日,海上保安庁は,日本財団との共催で「第3回世界海上保安機関長官級会合」を東京で実施した。同会合には米コースト・ガードをはじめとして96に及ぶ世界の海上保安機関などの代表が出席し,日本からは石井昌平長官が議長として参加した。
会合では,以下のような議長総括を取りまとめた。
①世界の海上保安機関間の連携強化,対話拡大,世界中の知恵・技術・知識の結集の重要性を想起。
②会合運営ガイドライン改正を支持し,もって会合を機能的,持続可能な枠組みとして維持していく決意を確認。
③先進事例・経験・人材育成のための有益情報共有の専用ウェブサイトの構築・運用開始を支持。
④人材育成オンラインプログラムの教育効果の高い手法の追求および継続実施,専用ウェブサイトの活用を支持。
⑤自動/無人運航船等の先端技術の活用策について知見を深め,将来性・適用可能性について認識。